おまとめローンが組めない時はどうする?ローンが組めない時の対処法
このページの見出し
おまとめローンがローンが組めない時の対処法
おまとめローンは多重債務者を救済するための商品で、まとめる事が出来れば返済日が1日になるので精神面でも大きなメリットがあります。
ただ、一般カードローンと違って審査が厳しくなるので、誰でも利用できるという商品ではありません。
「おまとめローンの申し込みをしたけれど審査に通らなかった」と言う人も少なくありません。
おまとめローンが組めなかった場合、なぜ組めなかったのかを確認する必要があります。おまとめローンを再度申込むにしても、組めなかった理由がわからなければ同じことを繰り返すだけになります。
そこで今回はおまとめローンに再度挑戦するためには何に注意すればよいのかなどを照会しますので、より確実におまとめローンで一本化したい時の参考にしてください。
おまとめローンの審査に通らない人
- 申し込み基準を満たしていない
- 申し込書の記入ミスや記入漏れ
- 短期間に何件も申し込みをした。
- 返済能力が乏しい
- 過去5年以内に、カードローンやクレジットカード、スマホの返済で延滞を起こしている。
- 借入件数が多すぎる
というのが、審査に通らない主な理由と言われています。
申し込み基準を満たしていない
おまとめローンの申し込み条件の中で、前年度の年収が○○万円以上の収入がある方とか、パートやアルバイト、自営業の方は申し込みできませんというような厳しい条件がついているおまとめローンがあります。
正社員で年収が○○万円以上あれば、何の問題もありませんが、アルバイトやパートというような就業形態の人は、そういった条件が付かない商品もあるので、そちらへ申込をする必要があります。
申し込書の記入ミスや記入漏れ
審査に通らない理由で申し込書の記入ミスや記入漏れ、嘘の記載などをした場が一番多いと言われています。たとえば電話番号を間違えて記入していると、担当者からの連絡が取れなかったり、勤務先に連絡が取れずに在籍確認が出来なかったという事になります。
また、故意に嘘の記載をしたことがばれた時は、利用中でも一括返済を求められる事もあります。申し込書を記入し送信する時は、記入ミスや記入漏れがないか、再度記入内容を確認し、間違いのない事を確認してから送信する事が大切です。
短期間に何件も申し込みをした。
信用情報機関の個人情報には、さまざまな情報が記載されています。いつどこへ申し込みをしたというような、申し込み履歴も記載さているので、1か月間に3回以上の申し込みをした場合は「申し込みブラック」とよばれ「よほどお金に困っているようだ、貸しても貸し倒れになる心配がある」と判断されてしまい、結局どこからも融資が受けられなくなります。
申し込みブラックになる事を避けるには、1か月に何件も申し込みをするのではなく、一度申し込みをした後は2か月程度、間を開けて申し込む必要があります。
返済能力が乏しい
おまとめローンは1社から多額の借り入れになるので、返済能力が大きく影響します。返済能力が低いと判断されれば、審査に通る事はありません。
返済能力とは具体的に、勤務先や勤続年収、年収が重要視されます。年収の多い少ないも返済能力を計る上で重要ですが、それよりも勤続年数が重要視されます。勤務先と次々に変えている人が申し込みをしても「いつ会社を辞めるかわからない」と判断されて、審査に通らなくなります。
勤務先を変えたばかり、という人はいくら年収が多くても審査に通る可能性は低く、年収が多少少なくても勤続年数の長い人が有利になります。勤続年数は同じ職場で1年以上必要なので、勤続年数が短い人は1年以上経過するのを待ってから申込をする必要があります。
過去5年以内に、カードローンやクレジットカード、スマホの返済で延滞を起こしている
おまとめローンを申し込むと必ず審査があります。審査は申し込書に記入した内容と、信用情報機関の個人情報を基に、審査を行います。個人情報の中に延滞や債務整理などが記載されているいわゆる「ブラック」になっていると、5年間~10年間はその記録は消えません。
対策としては、延滞をしないという事が大前提ですが、延滞が記録されている場合は、記録が消えるまで待つしか方法はありません。
借入件数が多すぎる
おまとめーローンは借入先が5件以上あると、審査に通るのが難しいと言われています。おまとめローンを申し込む前に借入先を減らしておく必要があります。
借り入れ件数を減らす方法として「プチおまとめ」があります。「プチおまとめ」は、現在借入をしている複数の借り入れ先を先にまとめておき、借入件数を、3件以下に減らしてから申込をするという方法です。
「プチおまとめ」でまとめる方法は、現在利用中のキャッシング会社へ「借入件数を減らしたいのでまとめられないか」と電話で申込します。それに応じてもらえれば、借入先を減らすこともできるので、おまとめローンを申込む前に「プチおまとめ」で借入件数を減らしておきましょう。
また、借り入れ先の最も少ない借入残高のカードローンを他社から借り入れをし、借入残高の少ないカードローンを完済し、契約解除するというのもひとつの方法です。
どうしてもおまとめローンを利用したい時は
大手消費者金融や銀行カードローンでおまとめローンの申し込みをした時、上記の理由が有れば審査に通る可能性はほとんどありません。特に、銀行の場合は2018年から自主規制が始まり、これまで「おまとめに最適」などの広告を出していましたが、融資制限がかかるようになったので期待できません。
消費者金融には大手消費者金融や中小消費者金融と呼ばれる貸金業者がありますが、大手消費者金融の審査は、信用情報機関の個人情報に金融事故などの事故情報が記載されていると、その場で審査は即落ちとなります。
中小消費者金融の中にも「おまとめローン」を取り扱っている業者が存在します。中小業者の審査は、過去の出来事にはとらわれず、現在の収入状況や生活状況が安定していれば、柔軟に対応しているので「おまとめローン」の審査も比較的通りやすくなっています。
「おまとめローン」は総量規制の対象外になるので、年収の3分の1を超えた融資も受けられるので、パートやアルバイでも年収を気にすることなく申し込みができます。
中小消費者金融業者の審査はコンピューター化された審査ではなく、担当者による判断が重要とされるケースが多く、いわゆる「対面審査」で行われるところが多いという特徴があります。機械式の審査ではないので、対面形式の審査なら実情を細かいところまで伝える事が出来ます。
ですから、過去に金融事故を起こしていても「なぜそうなったのか」とか、現状の収入状態や生活環境を正直に伝え、返済に問題ないという事が判れば審査に通る可能性が出てきます。
基本的に中小消費者金融の顧客対象は、大手で借りられなかった人や、過去に金融事故を起こした人が対象になっているので、個人情報に問題があっても大手消費者金融の「おまとめローン」が利用できなかった人は中小消費者金融の「おまとめローン」を検討してみるのもひとつの方法です。
まとめ
間違ってはいけないのは、おまとめローンは借金の借り換えをして、一つにまとめるという事で、借金が減ったわけではありません。中小消費者金融でも借りる事が出来なければ、最終的には債務整理も視野に入れて検討する必要があります。
ただ、任意整理をしたいと思ってもキャッシング会社がそれに応じてくれるかどうか解りません。それらも含めて「おまとめローン」でまとめる方がよいのか、任意整理がよいのかを、弁護士などに相談してみるのもひとつの方法です。